
Art de Hokkori
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Here, we will inform you about the art gallery / craft salon where the exhibition contents change every week.
Art de Hokkori
1y ago
皆さまこんにちは。4月うさぎです。
10年以上にわたり続いてきたこのブログ「アートdeほっこり」も、今回が最終回となります。投稿を担当してきた部員に代わりまして、今までご覧いただいた皆さまに、心より御礼申し上げます。栄えある締めを担当させていただいて、いささか緊張気味ですが、今週も画廊催からおすすめ作品をご紹介しましょう。それでは東画廊から。
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樋口 邦春 磁器展 -潮汐の景色-
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■2月23日(水・祝) → 3月1日(火)
■6階美術東画廊 ※最終日は午後4時閉場
樋口邦春(ひぐち くにはる)先生は、1969年京都に生まれ、嵯峨美術短期大学陶芸科卒業後、富本憲吉や近藤悠三の流れを汲む岩淵重哉氏に師事されました。香川や奈良でも修業を重ね、近年は陶芸を志した頃に足繁く通われた鳴門海峡の雄大さに心を惹かれ、そのダイナミズムを青白磁で表現することに取り組んでおられます。今展では、第8回陶美展の大賞を受賞された潮流文技法の作品に加え、花器や鉢、酒器、うつわなど新作の数々を展観いたします。
凛としたたたずまいの会場です。まだひんやりとした早春の、清らかな風が吹き渡るのを感じます。
■No.1 ..read more
Art de Hokkori
1y ago
こんにちは、ほっこりはん89です。
このブログにて、わたくしが皆様に展覧会をご紹介するのは、今週が最終となります。
これまでにも、誤字脱字や誤表記、ひょっとしたら不適切発言も多々あったやも知れませぬが、
長年のご愛顧?ご閲覧?本当にありがとうございました。
深く感謝しつつ、『♪蛍の光』を心に流すわけでもなく、今週も変わらず自分らしく、明るく元気にまいりますねっ!
加藤 清和 作陶展
■2月16日(水) →2月22日(火)
■6階美術東画廊
■最終日は午後4時閉場
加藤 清和(かとう きよかず)先生は、1970(昭和45)年京都にお生まれになりました。
初代 靖山を父にもち、京都府立陶工高等技術専門校を卒業後、2002年に靖山窯の二代目を襲名なさいました。
日本伝統工芸展や日本陶芸展を中心に、個展・グループ展にて精力的に作品を発表しておられます。
今展では、造形美と色鮮やかな三彩釉による作品を中心に、壺、花器、鉢などを展観いたしております。
会場はこのように整いましたので、これより作品を紹介してまいります。
『藍三彩1901』 会場入口の右奥にどっしりと構える大作、高さは約47cmです。
『藍三彩2201』 こちらも直径が40cm以上ある大きな深鉢。フォルムにもこだわりが感じられる一品です。
『三彩環壺(茶・大)』 高さ50cm ..read more
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1y ago
こんにちは、ほっこりはん89です。
バレンタイン商戦も残すところあとわずか。当店の7階ショコラ会場も、甘く熱く賑わっているようです。
皆さまは、意中の方へ?ご自身へのご褒美に?もうお買い求めになられたのでしょうか?
また、受験生の皆さんは熾烈な戦いの真っ只中にいらっしゃることかと。
悔いなく、体調万全に乗り切り、暖かな春を迎えてくださいね。応援しています!
では、今週の展覧会をご紹介申しあげます。
御所人形師 伊藤 庄五郎 展
■2月9日(水) →2月15日(火)
■6階美術東画廊
■最終日は午後4時閉場
伊東 庄五郎(いとう しょうごろう)先生は、1971(昭和46)年に有職御人形司 十二世 伊東久重先生の長男として
京都にお生まれになりました。
伊東家は江戸享保年間より人形をご制作。当代は2019 ..read more
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1y ago
皆さまこんにちは。4月うさぎです。
今週も画廊催から、美術部員のおすすめ作品をご紹介しましょう。
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花信風 第10回 Artist Group ―風― 小品展〈日本画〉
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■2月2日(水) → 8日(火)
■6階美術画廊 ※最終日は午後4時閉場
少人数で本もののアーチストを輩出し、美術の世界に新しい風を吹かせたいという思いから2012年に設立された公募展「Artist Group ‐風‐」。寒風の中に若い才能が開花する兆しを予感して「花信風(かしんふう)」と名付けられた今展は、公募展の審査員でメンバーである 中島千波、中野嘉之、畠中光享の各先生方と、第10回公募展で選出された45歳以下の作家15名による中小品展です。
[出品作家]
彩 蘭 弥 飯塚 瑛理 金木 正子 神戸 勝史 木下 めいこ
小柳 景義 佐々木 真士 杉澤 友佳 平良 優季 武井 地子
手塚 葉子 永井 夏夕 中野 浩樹 野地 美樹子 矢吹 沙織
〈賛助出品〉Artist Group −風−メンバー
中島 千波 中野 嘉之 畠中 光享
(敬称略・五十音順)
最初にご紹介するのは、「Artist Group ..read more
Art de Hokkori
1y ago
こんにちは、ほっこりはん89です。
まもなく立春を迎えますが、寒さは増すばかり…ってな感がございます。
みなさま、どうぞご自愛を!
先週も告知申しあげましたが、
このブログでの展覧会の紹介も、あと一か月余となりましたが、
今週も明るく元気にまいりますので、最後までお付き合いくださいませ。
では、まず東画廊から
「京都日本画新展」受賞者三人展ー石橋志郎 池上真紀 楊喩淇ー
■1月26日(水) →2月1日(火)
■6階美術東画廊
■最終日は午後4時閉場
日本画を志す創造性溢れた人材の活動を奨励し京都文化の発展に寄与することを目指し、創設された「京都日本画新展」にて、2021年度大賞・優秀賞を受賞された3名によるグループ展です。
京都ならではの古典的な構想や技法、イメージを持ち、伝統と革新の狭間を往来するかのような、受賞後約一年かけて制作された意欲作を展観いたしております。
では、これより作品を紹介してまいります。
『灰色と光のフォルムⅡ』
1981年大阪府豊中市生まれの、石橋 志郎(いしばし しろう)先生の作品。
先生は、今展にて大賞を受賞。また、本年の京都市芸術新人賞も受賞なさいました。
真ん中の作品は『無窓』、両端は『Tone ..read more
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1y ago
皆さまこんにちは。4月うさぎです。
今週も画廊催から、美術部員のおすすめ作品をご紹介しましょう。それでは東画廊から。
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柳下 季器 作陶展
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■1月19日(水) → 25日(火)
■6階美術東画廊 ※最終日は午後4時閉場
柳下 季器(やなした ひでき)先生は1967年東京に生まれ、専門学校桑沢デザイン研究所を卒業後、茶室の設計に関わる仕事で茶道に興味をもたれて、陶芸の道に入られました。信楽の陶芸家、杉本玄覚貞光(すぎもとげんかくさだみつ)先生の薫陶を受け、三重県伊賀市に穴窯を築き、信楽や伊賀を中心に様々な焼き物にも挑戦されています。今展では「不易流行(ふえきりゅうこう)」をテーマに、わびさびの美を大事にしながら新作の数々を展観いたします。
■No.20 「片身替茶盌(青磁・赤)」
今展のテーマ「不易流行」とは「いつまでも変化しない本質的なもの(不易)を忘れない中にも、新しく変化を重ねているもの(流行)を取り入れていく」という理念。青磁も赤楽も伝統的な焼きものですが、斬新な意匠でその具現化を目指されました。二つの釉薬の焼成温度が違うため、複数回窯入れをされるなど工夫を重ねていらっしゃいます。
■No.23 ..read more
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1y ago
皆さまこんにちは。4月うさぎです。
今週も画廊催から、美術部員のおすすめ作品をご紹介しましょう。それでは東画廊から。
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佐々木 麦 展-環 kan-〈洋画〉
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■2022年1月12日(水) → 18日(火)
■6階美術東画廊 ※最終日は午後4時閉場
1963年京都市に生まれた佐々木 麦(ささき ばく)先生は、1985年京都精華大学洋画科を卒業後、南仏で研鑽を積まれました。現在は滋賀県守山で画業に専念され、各地の個展やグループ展で発表を続けておられます。「環」(かん)と題された今展で「世の中は循環し、人も変化してゆくのが自然なかたちであり、ひいては絵も変わってゆく」という先生の新境地を感じ取っていただけましたら幸いです。
まずは会場正面に展示された「環」シリーズをご覧ください。
■「環」 全て20号変形 ※下部(左)No.24(右)No.20
鮮やかな背景が「色相環」として次々に移り変わる連作です。色をなくした初冬の風景の中で、唯一咲き誇るさざんかの花を見て浮かんだイメージとのこと。
■No.29「暮色」 50 ..read more
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1y ago
皆さま、新年あけましておめでとうございます。ほっこりはん89です。
作家さん方の熱い息遣いが感じられる珠玉の逸品の数々を、
明るく楽しく溌剌と紹介してまいりますので、
本年も京都高島屋『アートdeほっこり』へのアクセスを宜しくお願いいたします。
…とともに、毎週のご来廊を心からお待ちいたしております。
では、早速みなさまを美術画廊へと誘(いざな)います
高賀会〈日本画・工芸・書〉
■1月2日(日) →11日(火)
■6階美術画廊
■最終日は午後4時閉場
年頭にあたり『慶賀』と『福寿』を祈念して「高賀会」を開催いたします。
京都を拠点に活躍される、日本画・工芸・書の各分野を代表される先生方に、
気韻に満ちた格調高い作品を発表していただいております。
■出品作家〔分野別・敬称略・五十音順〕
〈日本画〉 上村 淳之 村居 正之 山﨑 隆夫 渡辺 信喜
〈工芸〉 伊藤 裕司 今井 政之 中井 貞次 森野 泰明
〈書〉 池田 桂鳳  ..read more
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1y ago
こんにちは、ほっこりはん89です。
いよいよ2021年最後の『アートdeほっこり』ブログとなりました。
残念ながら今年もマスク越しの「半面の笑み」に終始しましたが、
来年こそは「満面の笑み」でご挨拶できるよう強く願いつつ、皆さまの多くのアクセスに感謝しながらご案内申しあげます。
花の宴 ー椿梅桜を愛でるー〈絵画・工芸〉
■12月22日(水) →31日(金)
■6階美術画廊
■最終日は午後3時閉場
いにしえより私たちが親愛の念を抱く椿・梅・桜に宿る優美で可憐、高潔といったイメージ、また散り際のはかなさや無常観は、私たちの人生観に重ねることで、心揺さぶられるものがあります。
移ろう四季を敏感に感じる日本人の美意識の象徴としての花々をモチーフとし、数々の作品が生み出されてきました。
令和3 ..read more
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1y ago
皆さまこんにちは。4月うさぎです。
今週も画廊催から、美術部員のおすすめ作品をご紹介しましょう。それでは東画廊から。
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河嶋 淳司 展 -アニマルグラフィティ-〈日本画〉
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■12月15日(水) → 21日(火)
■6階美術東画廊 ※最終日は午後4時閉場
河嶋 淳司(かわしま じゅんじ)先生は、1957年東京都に生まれ、1986年東京藝術大学大学院後期博士課程を修了されました。1995年には五島記念文化賞美術新人賞、1997年には両洋の眼現代の絵画展河北倫明賞など、受賞を重ねられました。琳派の伝統的技術を礎とし、想像から生み出す造形と自然の姿を融合させた、新しい表現を試み続けておられます。今展でもライフワークであるビビッドな色彩と斬新で愛らしい表情が人気の「アニマルグラフィティ」シリーズを展観いたします。
■「唐獅子」4曲一双 (右隻)
■「唐獅子」4曲一双 (左隻)
会場に入って右側の壁面いっぱいに展示された大作です。唐獅子屏風と言えば桃山文化を代表する国宝が思い浮かびますが、先生の唐獅子もその豪壮さを受け継ぎ、なおかつ先生ならではのユーモラスな味わいです。みなぎる生命力で、世の災禍を吹き飛ばしてくれそうです。
■「花猿」 150 ..read more